【デンビの日常のその後】先輩の問わず語り

デンビの日常 2023年末号「デンビの日常のその後」
先輩の問わず語り


みなさま、こんにちは。

女神先輩です。

自分で名乗るのは大変恐縮ですが、見てくださるみなさまが分かりやすいだろうという理由で名乗らせていただきます。おこがましいと思っておりますのでお許しください。

後輩(サクくん)から記事執筆の声をかけてもらってから約10日間、書く内容を全く決めずにこの日が来てしまいましたが、

引退してから1年、年末特別号としてデンビに対する気持ちを綴らせていただきます。

今日は天馬祭のバラシの日。私たちを受け継いでくれた後輩の引退の日です。

デンビにとって天馬祭は毎年最後の現場であり、代の切り替えとして各々が自分自身の集大成であったり、募らせた大きな決意を形と成す場であります。

私はこの天馬祭が大好きでした。

コロナ禍真っ只中の1年生の時、前期は活動がなく、後期に天馬祭の存在を知り、技術がなくただ煌びやかな舞台を眺めていました。

2年生の時、先輩方の手を離れ、おぼつかない手で自分たちだけで作り上げた天馬祭。初めて自分達主体で作り出した舞台で輝くブルペさんを眺め、次期幹事長としてのパワーをいただき、この部を新たな道に進ませたい、と覚悟を決めました。

そして3年生。舞台で輝く姿を眺めるだけだったブルペさんと学内で世間話が出来たり、ブルペさんが発行されている新聞に執筆をさせていただいたり、技術だけではなく、年を重ねるにつれて深まる縁がとても嬉しかったことを覚えています。

そして実は76代幹事長でしたので(今?)、この部になにか還元できただろうか、この一年部員はデンビにいて良かったと思ってもらえるだろうか、と様々な自己反省をしながら天馬祭を迎えていました。

そんな想いが溢れる天馬祭から早一年。

今の3年生にとって全ての〆となる今日、私たちのように天馬祭で思い出を重ね、きっと過ごした日々や様々な輝いた時間を思い出すのだろうと、先輩は暖かな気持ちになっております。

後輩のひとつの門出を祝うと共に、もう一つだけ綴らせていただきます。

私が関わった後輩、現2、3年生は本当に素敵な子達です。

現場等で会いに行くと、とても喜んでくれたり、様々な話をするだけでなくごはんや遊びに誘ってくれたり、今後のデンビについて深く考え相談をしてくれたり。私は自分からそのようなことをするのが苦手なので、嬉しさや元気をもらっています。

また引退時に制作したデンビバッジを多くの子が付けてくれていて、私達の代を大切に思ってくれているのかなと勝手に嬉しく思っています。

デンビは素敵な人間が集まるのです。

デンビは人のために尽くす部活動です。

もちろんそれだけではありませんが、根はここに行き着くと思います。

人の為に時間と労力を掛け、仲間と共に大きな一つを作り上げてゆく。そしてその舞台で人が輝くことを願い、より良い舞台を目指し活動を続けていく。

これは他人の幸福を幸福と思える人でないと出来ない活動だなと私自身は感じており、このように思える心の豊かな人が集まっているとても尊い場所だと思っております。

もちろん後輩だけでなく同期、そして歴史を作り上げてくださった歴代の先輩方。携わった人間が素敵な方ばかりだからこそ77年も受け継ぐことができていると感じております。

この部は依頼が無ければ活動できないので、依頼をくださる方も、支えてくださる学生部も、携わってきた方々全て、貴重な尊い縁です。

そんな縁を束ねたこのデンビという場所は、私にとってあまりにも大きな存在で、神社のような神聖さすら感じております。(デンビ愛が深いが故です。きっと。)

メインの活動場所である記念講堂の後ろの道元禅師様もこの縁を見守っていらっしゃいます。(きっと。)

そんな縁に携われたこと、素敵な先輩、同期、後輩に恵まれたこと、自分自身人生にとって大切なことをたくさん学べたこと。

私にとってデンビは一言では表せない、そんな宝箱のような場所でした。

ようやく〆に入りますが、そんな素敵な縁で集まってくれた大切な後輩たちへ

辛いことも苦しいことも全て自己成長の痛みだと思います。デンビでの経験はきっとこの先で自分を救うものになるはずです。

3年生は今日でこの場所を一度離れますが、必ずかけがけのない時間だったと感じると思います。その形容できない気持ちを大切に。

76年間を受け継いでくれてありがとう。

心豊かな素敵な部員たち、この先の道も素敵な縁に恵まれますように。

この長い駄文を最後まで読んでくださった方も、良き縁が訪れますように。

デンビはこの先もみなさまの舞台を作り続けます。

以上、女神先輩でした。

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